「細胞を創る」研究会 18.0 ~開催概要~

プログラム

準備中

各種締切

参加登録を開始しました。奮ってご参加ください。
なお、Session 2:「鏡像生命創成とその関連研究は規制されても良いのか?」 は公開セッションですので、登録なしでどなたでもご参加いただけます。

参加登録期間 2025/07/10 ~ 09/01
演題登録期間 2025/07/10 ~ 09/05

日程・会場

2025/9/16-17 立教大学 池袋キャンパス
講演会場:11号館AB01室、ポスター会場:7号館B棟、懇親会会場:第一食堂1F

参加登録方法

年会と懇親会の参加登録・入金は、Peatixを通してお申し込み下さい。こちらから。
今年会では少額ですが参加費を頂く予定です(学生は無料)。
非会員の演者の方々は登録する必要がありません。
非会員で入会希望の方は、入会申請してから参加登録をお願いします。
(会員には今回の大会案内をメーリングリストでお送りしています。
メールアドレス変更等は研究会HPの問い合わせフォームでご連絡ください。)

ポスター発表者は参加登録後に、演題登録を行ってください。こちらから。
こちらの要旨テンプレートをお使い下さい。
発表者は発表要領に従ってご準備ください。

スケジュール

9/16 (火)
受付
開会式
10:00-12:00 Session 1:「既存細胞を「超える」ための新アプローチ」
「細胞を創る」と言っても、その対象は広く、様々な射程とアプローチがありえる。本シンポジウムでは、既存細胞を「超える」アプローチに焦点を当て、「細胞を創る」の概念拡張をもたらす議論を行うことを狙う。具体的には、人工物からボトムアップに細胞的機能を創るアプローチ、生体分子をうまく使って動きを創りだすアプローチ、細胞を人工材料・デバイスを使って作り変えるアプローチ、細胞を作り変え人工細胞化を目指すアプローチ、などに取り組む気鋭の研究者をお招きし、天然と人工の融合地点から新たな細胞づくりを見通したい。
オーガナイザー:岸村 顕広(九州大学)
予定演者と仮の講演タイトル:
仲本 正彦(大阪大学)生体分子をシグナルとした高分子システムケミストリーによる生命様機能への挑戦
井上 大介(九州大学)生体分子モーターで駆動する光応答性分子ロボット
◯森本 展行・戸井田 さやか(島根大学)生体膜をすり抜けるスルホベタインポリマーの挙動解析とその展開
豊福 雅典(筑波大学)細菌をいじり倒すために
木戸秋 悟(九州大学)細胞を運動で鍛えよう 〜長周期応力ゆらぎ増幅と計測〜
12:00-13:10 写真撮影と休憩
13:10-14:00 Poster session 奇数
14:00-14:50 Poster session 偶数
14:50-16:50 Session 2(一般公開):「鏡像生命創成とその関連研究は規制されても良いのか?」
『人類は鏡像生命に対するリスクに直面している』。昨年末、そんな意見論文がScienceに掲載された。鏡像生命を創っても大したメリットがない、リスクがあるのだから関連研究含めて規制を考えるべきだ。そんな声が聞こえるようになってきた。流れによっては(ボトムアップに)細胞を創る研究にまで規制されるリスクがある。それで良いのか?本シンポジウムでは世界における現状の整理、鏡像生命を創るメリットの検証、鏡像生命が出現した社会像の投影結果、規制に対する考え方に関する講演を触媒に、日本における細胞を創る研究者からの意見を広く募りまとめる場としたい。
オーガナイザー:藤原 慶、見上 公一(慶應義塾大学)
予定演者と仮の講演タイトル:
清水 義宏(理化学研究所)、藤原 慶(慶應義塾大学)世界における鏡像生命創成を取り巻く状態まとめ
青木 航(大阪大学)鏡像生命を創るメリットと創るための技術的障壁
長谷川 愛(慶應義塾大学)SFとスペキュラティブデザインによる鏡像生命が出現した未来像
見上 公一(慶應義塾大学)責任ある科学からの提言
木賀  大介(早稲田大学)ミラー人工細胞を創ってよいのか?
パネルディスカッション
17:00-18:20 Session 3:創る研究の未来地図:歴代会長と語る
細胞を創る研究会も18回目を迎えました。まだ細胞は創れていませんが、創設当初からするとこの分野も大きく進展してきたと思います。ここで歴代の会長経験者をお迎えし、当時の状況や現在考えていることなど、いろいろ聞いてみたいと思います。事前質問とパネル形式で進めますので、ぜひ皆さんの質問やコメントをぶつけてみてください。
オーガナイザー:末次 正幸(立教大)、車 兪澈(JAMSTEC)
パネリスト:
岩崎 秀雄 (早稲田大学)
竹内 昌治 (東京大学)
野地 博行 (東京大学)
野村 M. 慎一郎 (東北大学)
18:30-20:30 懇親会
9/17 (水)
受付
10:00-12:00 Session 4:生命と非生命の境界 学術変革領域研究(B)「細胞と人工細胞を包括する『生命-非生命転移』の統一的学理」共催
仰々しい言い方をすると、「細胞を創る」ためには、「非生命」である物質を組み合わせることで「生命」へと転移させなければならない。この「生命」と「非生命」の境界はどこにあるのだろうか。現存生命であっても、人工細胞であっても、「生きている」という状態を持つシステムは普く同じ境界を跨ぐのだろうか。本シンポジウムでは、人工細胞の構築と制御、ミニマル細胞を用いたゲノム移植、微生物の細胞死過程の一細胞計測などの観点から、「生命」と「非生命」の境界に迫る。
オーガナイザー::姫岡 優介(東京大学)
演者と講演タイトル:
栗栖 実(東北大学)化学反応系と連携して増殖する人工細胞系のボトムアップ設計
東 小百合(岐阜大学)生命構造体の運命制御
水谷 雅希(学習院大学)難培養性細菌の遺伝子機能解析のための全ゲノムクローニングとゲノム移植
中岡 秀憲(徳島大学)細胞の自然な壊れ方
12:00-13:10 休憩
13:10-14:10 Poster session 奇数
14:10-15:10 Poster session 偶数
15:30-17:30 Session 5:「細胞を創る」研究会 若手の会 セレクション
「細胞を創る」研究会は2007年の設立以降、「細胞」を構成する最小要件を分担しながら再構成してきました。「細胞を創る」という目標達成が現実のものとなりつつある今、若手研究者は次のフロンティアに目を向けるべき時期に来ています。そこで、本セッションでは、若手会のメンバーが現在・将来の「細胞を創る」研究と発展的なクロスオーバーができると期待する研究をなさっている先生がたをお招きしました。タンパク質シーケンサや電気化学的な生化学反応の観測、大規模ゲノム解析など未踏の生命の設計原理を発掘する技術や、膜タンパク質や酵素デザインにより細胞機能を魔改造する技術の研究開発の最前線にいらっしゃる若手研究者のみなさまとご一緒に「細胞を創る」研究を起点とした領域の拡張の可能性を探ります。
オーガナイザー::「細胞を創る」研究会 若手の会
演者と講演タイトル:
曽宮正晴 先生 (大阪大学 産業科学研究所 准教授) デザインした人工タンパク質で細胞膜を操作する
宋和慶盛 先生 (京都大学 農学研究科 助教) 酵素と電気の力で代謝を可視化する、制御する
河野暢明 先生 (慶應義塾大学 政策・メディア研究科 准教授) ゲノム互換性から見る種のバリア
元根啓佑 先生 (​​大阪大学 工学研究科 助教) ナノポアでタンパク質は読めるか?
17:30-18:00 総会

アクセス

9/16、9/17 立教大学池袋キャンパス

講演会場:11号館AB01室、ポスター会場:7号館B棟、懇親会会場:第一食堂1F

〒171-8501 東京都豊島区西池袋3-34-1 キャンパスマップ